手術当日その3
主治医は私の手術のあと、難しい時間のかかる手術に入ったそうなので
看護師さんは「今日は顔を出されないかもね」と言っていたけど
ゆうがた遅く来てくれた。
眠れないかもしれないから、点滴に眠剤を入れておきますと言ってくれた。
手術の傷跡も見て、うなずいていたので、うまくいったのかな。
とにかく、麻酔の影響でのどがガラガラで「ありがとうございました」も
かすれた声でしか言えない。
胸がなくなっちゃったんだな、っていう実感が出てくるのはもっとずっとあと。
1時間おきくらいに看護師さんが血圧や熱を測りに来る。
面倒なような、ありがたいような、不安な気持ちがやわらぐような
とても不思議な感じ。