乳がんになったわたし

平成29年12月に乳がん全摘手術をし、平成30年8月に再建手術をしました。人生最大の衝撃でしたが、記録に残しておこうと思っています。

入院4日目

8月16日

朝から食欲一切なし、昼も食べられない。主治医が看護師に

「ちゃんと食べているか」と聞いていた。

あの点滴が重すぎた気がする。とても食欲がない。

夜になって、夜担当の看護師さんがとてもいい感じの人だった。

気持ちが軽くなって、夕食は食べられるようになった。

夜通し、この看護師さんにはほんと素晴らしいケアをしていただき

この人は「神さまか?」と思うようだった。

明日の朝には一般病棟へ戻れる。もう少しの辛抱だ。

痛みはほとんどない。「運動しているからですかねえ」と言われて

ちょっといい気になる。(今思うと大いに反省だ。恥ずかしい)

 

 

入院3日目

8月15日

たぶん、一番つらかった日はこの日と言いたいけど

実はそのあとにもっとつらいことが起きているので。。

手術直後にHCU入っているのでそれを1日目とすると

この日は2日目、もうあとどのくらいこの状態を我慢するのかと

思うと、めまいがするくらい。

腰が痛い、背中が痛い。この日の夜、腰が痛いと訴えたら

なんだか痛みを抑える点滴を入れると言われた。

この点滴が今思うと、かなり強い薬だったようです。

すごく爆睡できて、この日の夜は寝られました。

 

入院2日目②

10時前に始まった手術のはずが、名前を呼ばれて

HCUに運ばれた時の時間を見たら、午後6時半だった。

7~8時間という話だったけど、予定よりもかかっている。

傷はそんなに痛いと言う感じではない。

ただ、HCUは翌々日の朝まで寝たきりだ。それが一番つらいと

聞いている。さて、どうなるか、耐えてみせるとこの時は思った。

点滴が2本(?たぶん)ドレーンは胸2本、おなか2本、

尿管も入っている。どれだけつながれているんだろう。

そして、ドップラーで血流を測るのは、2時間に1回。

これはいつも「いい音ですね」と言っていただける。

それからなんだか、モニターが頭の上にある。

心臓あたりに何かとつながっているみたい。

他の人の警告音が響く。最初はこれはなにか?と思って

看護師さんに聞いたら「他の人の音ですよ」とのこと。

結構響く。とてもじゃないけど、眠れない。それでもうとうとする。

今、ここで書くだけでもちょっと精神的につらい。そのくらいきつかった。

入院2日目(手術当日)①

緊張していた。1か月以上たった今でも思い出すと

ドキドキする。よくくぐりぬけたなと思う。

朝、主治医が来て、マーキングを追加で書き足す。

その後、美人先生が点滴の針を刺しに来る。

「うう~ん、血管が、、、、曲がっている、、、ここしかない」と

いうことで、手のひらに刺される。点滴の針は長いのでまっすぐの

血管でないとダメなんだそうですよ!

あとは、もうよく覚えていない。10時前に手術室へ

看護師さんと行く。12部屋ある手術室のうちの1つに案内される。

名前と生年月日を確認される。寝かされる。

あとは覚えてない。

入院1日目

8月13日、再建手術のため入院する。

今度は7階の病室。乳腺外科の時にお世話になった

看護師さんが何人もいる。ちょっと懐かしい。

病室は3人、1人は同日入院で乳頭乳輪の再建手術。

すでにシリコンでの再建を完了しており

「何となく、仕上がりが微妙なのよ」とのこと。

服の上から見るととてもきれいな形だけど。。。

もう1人は全摘手術が終わって、明日退院だそうです。

麻酔科の受診、手術室の看護師の説明、形成外科の美人先生の

マーキングなどなど、忙しく過ぎていきます。

今回は廊下側のベッド。前回は窓側で、しかもほとんど1人だったけど

またなんか違う気分で、それはそれで楽しめる感じ。

シリコンで再建が終わった彼女からは、乳腺外科の先生の

噂話もちょっぴり聞く。他愛のない話はちょっと気持ちが安らぐ。

再建手術前の最後の受診

7月23日、再建手術前の最後の受診。

血液検査や、肺活量の検査などなど。

看護師さんから入院に際しての持ちものなどの説明。

この病院は2度目入院なので、勝手知ったるところだけど

再建となると、またちょっと用意するものが違う。

腹帯!これは、いつまでのお付き合いになるのかなあ。

病院の売店にあるので、早速買って帰る。

再建用のブラ。これは入院では使わない。用意するものリストに

あるけど、実際は退院後に使うもの。

あとは、がんの入院の時と要領は同じ。

病室も広くてきれいだし、ちょっぴり楽しみな面もある。

 

ホルモン治療いったん停止

再建に向けて、体調を整えていっているつもりが

ホルモン治療は、女性ホルモンを抑える薬なので

更年期障害で、ホルモンを補充する真逆の治療をしていた

自分にしたら、やはりちょっとつらかった。

ある時、仕事の関係で理不尽な(と、自分では思っている)ことを言われ、

とてもとてもショックを受け、不安な気持ちや落ち着かない

気持ちがど~っと出てきた。いてもたってもいられない気持ち。

 

受診は7月23日だったが、病院に電話して予約を入れる。

6月25日に受診。不安感を訴える。

実はホルモン治療は副作用に血栓があるので、手術の1か月前から

止めるように言われていたのだが、もう今から止めていいとのこと。

 

昔から6月は体調がすごく悪くなる。

これは気候のせいもあるかなあ、と思って色々本を読んでみると

わりとあてはまる気がした。気候による体調不良って十分医学的な

根拠もあるようです。

今でもそうですが、雨降りだったりすると、もう昔のどうしようもない

失敗を思い出して不安になって、ドキドキして落ち着かなく

なります。ホルモンだけではない、私自身に精神的にも

何か病的な面があるのではないかと、また不安になったりします。