乳がんになったわたし

平成29年12月に乳がん全摘手術をし、平成30年8月に再建手術をしました。人生最大の衝撃でしたが、記録に残しておこうと思っています。

やりたいこと先送りしないように心がける

今まで、どんなに小さいことも「やりたいな」と思っても

「いつかね」って思っていた。

でも乳がんになってから「そのいつかっていつ?」ってことに

気が付いた。いつかって、もしかしたら永遠に来ないかもよ。

そうならば、「やりたいな」と思った時にやってみようと思った。

なかなか「いつかね」パターンが体に染みついているので

すぐに変えることは難しかったけど、小さいことから身近なことから

「いつかじゃなくて、今」っていうことを心がけるようになりました。

 

ハイキングや山登りに行きたかったので、誘われたら行くことにした。

1回は仕事を休んで行ってみた。今までの私なら仕事休んで山登りなんて

ありえない!!

遠くの友人に「いつか会いたいね」って思っていたけど、

会いに行くことにした。

「いつか」を「今」に変えることって、やってみたら

そんなに大変じゃない。できる!そう思ったら、なんだか楽しくなってきた。

再建は希望の治療

実は、再建の相談をした時に思ったんだけど

主治医がやけに熱が入っていた(笑)

乳がんの治療の方は、告知とともにみんなが頭真っ白になり

泣く人もいるだろうし、納得いく治療を進めていくのに

医師も患者の気持ちに配慮しながら、説明していくのは大変ですね。

でも、再建はどちらかと言えば前向きな治療なので、

医師も気持ちが明るくなるのかもしれないな、なんて偉そうに勝手に想像しました。

再建は希望の治療だと、思っています。

といいつつも、再建した自分の胸がどうなるのか、もう全然想像つかなかった。

再建のサロンにも参加させてもらって、実際に見せて頂いたことも

あるのだけど、自分は本当にこうなるのかな?ってなんだか実感が

わかない気持ちだった。

 

再建を決めた

手術の予約も入れたし、術前検査の予約も入れたし

もうこうなったら、頑張るしかない。

この時点で4月なので、8月の仕事の段取りを立てるのに

時間的余裕があったのがのちのち助かったと思う。

職場にも話して、こういうことがおきたらこうする、という

シュミレーションを立てることができてよかった。

ただ、術後48時間のHCUでの絶対安静をきちんと過ごせるか

それがひたすら心配だった。(終わった今、ほんときつかったと思う)

病院については、一度入院していてとても快適だったので

むしろこっそり楽しみなくらい。食事も美味しかったしなあ。

そして、手術に向けて体力をつけようと、筋トレを始めた。

スクワットやダンベル(3キロ)でのトレーニング。

毎日じゃなくて、なんちゃってトレーニングだったけどね。

おかげで、入院直前までのテニスはだんだん調子よくなっていった。

再建の相談

平成30年4月2日

再建の相談をするために、主治医の診察予約を入れた。

1時間以上もかけて、資料をまじえてじっくり説明をしていただけた。

仕事の先輩が広背筋での再建だったので、それに心が傾いて

いたのですが「広背筋はあとで小さくなるんですよ。

今まで何件も『あっ、小さくなっちゃったな』って思うことがある」と

主治医は否定的。「どうしてもと希望するならもちろんやりますが」とのこと。

説明を受けて、ほぼ納得しておなかの脂肪と血管をつなげる自家組織の

再建に決めた。その日に、手術の予約も入れた。

ちょうどお盆期間中。主治医は休みじゃないのかな、と思ったけど

大丈夫とのこと。

「また帰ってよく考えて、キャンセルしても構わないから」

「完全に左右対称にはならない。でも最大限の力を尽くします」

と言っていただけました。

主治医は乳腺外科の所属なので、その場で形成外科の科長を呼んでくれ

私の胸とおなかを簡単にチェック。

「このおなかの脂肪だと、ちょっと胸を作るには足りないかも」

な~~んてことは言っていただけず、「はい、大丈夫」だって(笑)

手術は形成外科の先生のチームでやるけれど、もちろん私の主治医が

中心になってやっていただけるそうだ。

7月に術前検査の予約を入れる。7月半ばから抗ホルモン剤を中止する

ように指示される。

再建どうする、どうする

急に再建したいな、って気持ちがわいてきて

本を読み漁る、ネットを検索しまくる。

がんセンターを教えてくれた先輩は広背筋で再建している。

インプラントは、手術での身体への負担が少ない。

腹部の脂肪の再建はなんだか大変そうだよ。

 

で、主治医に相談しようと、電話で診察の予約を入れる。

実は、私の主治医は乳腺外科の専門医ではあるのだけど

元々、再建を行う形成外科の専門医で、その後、乳がん

治療の研鑽も積んで、今は乳腺外科の所属だけど

再建もやってくださるという、ちょっと珍しい存在らしいのです。

もちろん、がんセンターには形成外科もあって、そこに専門の

先生もいらっしゃいます。どんなしくみでやってくれるのかな?

 

再建したくなってきた?

私はいつも、風呂で本を読むのだけど

2月の受診のあと、思わず風呂に、再建のパンフを持ち込んだ。

始めて告知を受けた時に、もらったやつ。

あれっ、私、再建しないつもりだったよね、と自分に突っ込む。

人工乳房のパンフを散々読んで、もうこれにしようと決めていたのに。

大体、3~4か月で装着できるっているから、春になったら

検討に行くつもりだった。

 

本当は私、再建したいのかな。

あの時、カウンセリングで、もうがんを取っちゃえばあとはもういい!

と思ったけど、こうして病理の結果も出て、術後治療の目安がたったら

なんだかまた気持ちが変わってきた。。

変化してきた、というよりは心の奥の本当の気持ちに気づいたのかな。

2月終わりの診察

1月の病理検査の結果を受けて、アリミデックスの服用が開始に

なったが、1か月様子を見ると言うことで、2月の終わりに受診。

特に大きな体調面でも変化もなかったので今度は3か月分の処方。

骨粗しょう症のリスクがあるそうだが、前回骨密度の検査をしたら

2か所測ったのだけど、143%と103%だったとかで

無事にクリア。

そこでもう一度主治医から「いつでも再建できます」とのお言葉。

今回も聞き流す。自分は人工乳房を買うつもりだったので。

もうすぐ保険もおりるし(がん保険じゃないので微々たるものだが)

それを少し使って買うつもり。日帰り銭湯や温泉はそれで

楽しめばいいと思っていた。