乳がんになったわたし

平成29年12月に乳がん全摘手術をし、平成30年8月に再建手術をしました。人生最大の衝撃でしたが、記録に残しておこうと思っています。

手術翌日

12月24日。朝起きたら眠剤のおかげでなんだかよく寝たね!って

いう気分。看護師さんが、「立ってみましょう」と言ってくれ

病室内を立って数歩歩く。「大丈夫ですね」ということで

尿管が取れる。確かその時に点滴も取れて、ドレーンはまだそのまま。

そこで気が付く。昨日確かに病室にはほかに3人いたのが、

誰もいない。。。。。どこに消えたんだろう。。。。また私1人。

ドレーンを肩にひっかけて歩く。歩けそう。ラウンジまで行ける。

胸の傷は何となく痛いけど、脇の方がまだ痛いけど

大丈夫、何とか平気。

とにかくよく眠れたのがとても嬉しい。

手術当日その3

主治医は私の手術のあと、難しい時間のかかる手術に入ったそうなので

看護師さんは「今日は顔を出されないかもね」と言っていたけど

ゆうがた遅く来てくれた。

眠れないかもしれないから、点滴に眠剤を入れておきますと言ってくれた。

手術の傷跡も見て、うなずいていたので、うまくいったのかな。

とにかく、麻酔の影響でのどがガラガラで「ありがとうございました」も

かすれた声でしか言えない。

胸がなくなっちゃったんだな、っていう実感が出てくるのはもっとずっとあと。

1時間おきくらいに看護師さんが血圧や熱を測りに来る。

面倒なような、ありがたいような、不安な気持ちがやわらぐような

とても不思議な感じ。

手術当日その2

手術室に入って、寝かされ、そのうち主治医が入ってきたのを

覚えている。看護師さんに氏名生年月日を確認される。

もうあとは麻酔かかって、何も覚えていない。

「〇〇さん!」と名前を呼ばれた時は終わってました。

ガラガラ運ばれて、病室へ。どうやら病室はまだ私1人かと思っていたら

他の3人が入っているみたい。朝はいなかったから、私の手術中に

みんな入院したんだね。終わったのが12時頃。

胸じゃなくて脇がやたら痛い。でもここから数時間が辛かった。

酸素マスクがじゃまだった(笑)こっそりはずすと、看護師さんに

戻されてしまう。

1時間ごとに、ベッドを少し起こせたり、水が飲めるようになったり

少しずつできることが変わる。なんでこんなに脇が痛いんだろう。。。

リンパ節廓清したのだろうか、、、看護師さんに聞くと「1個だけです」とのこと。

センチネルだけだったのかな。

手術当日

平成29年12月23日

乳がんにより、左胸全摘手術。

朝早く、主治医にセンチネルリンパ節生検のための注射をされる。

そのあと、主治医に点滴の管を刺される。看護師さんではなく

ドクターがやるんだね。

夫が時間前に来る。

私は10時からだけど、前の人が早く終わりそうとのことで

10時前に、手術室に連れて行かれる。

看護師さんが一緒に行ってくれるのですが、もちろん歩き!

卵巣のう腫の時は、ベッドでガラガラ運ばれたっけ。

看護師さんが「怖いですよね。でも大丈夫ですよ」

「先生が1人でやるのではなく、チームで手術しますからね」とのこと。

主治医1人でやるのではないらしい。あとでわかったけど、

たぶん乳腺外科の医師3人でやっていただいたのだと思います。

手術前日その3

夕方主治医が来てくれた。

眠れないかもしれないなら、眠剤を出すと言ってくれた。

手術前日はシャワーを浴びることも大切。しばらく身体洗えないからね。

シャワー室で胸を見る。左胸は明日でお別れなんだな。

こうして見ると左右まったく同じなのに、なんで片方に

がんがあるんだろう。。。。

明日手術だなんて、、、全然実感がわかない1日だった。

入院当日その2

入院当日は、手術の前日なので、麻酔科の検査や超音波の

検査など、色々忙しい。

看護師さんから病棟全体の案内もしてもらい、シャワー室や洗濯室も

教えてもらう。

そして、夕食のあと、各階のラウンジで、クリスマスミニコンサートが

あるという。私も8階のラウンジに向かう。

すると、バイオリンとキーボードは生の演奏で看護師さんはキャンドルを

もち、賛美歌を歌ってくれた。4曲、、、だったな。確か。

ラウンジの照明を落として、夜景をバックに賛美歌を聞いた時は

なんだか泣けましたよ。ほんと泣けました。

不安で不安でいっぱいな気持ちを、この病院は少しでもひきたてるように

心がけてくれるんだな、って思って、ほんと感激しました。

よい日に入院できたと思いました。

入院当日

当日は10時から10時30分の間に入院手続きをするということで

10時ちょっと前に病院に着く。

かな~~りたくさんのひとが入院手続きのコーナーにいる。

さすががんセンター、なあんて感心してる場合じゃない。

手続き後、病棟へ移る。4人部屋なのだが、なぜかわたし1人。

 

看護師さんから、入院に関する色々な説明を受けていたら

なんと、、、、、、、全身サンタに扮したオヤジがいきなり病室に

現れ「メリークリスマスぅぅぅ」って言って、クリスマスカードを

手渡される。。。。。

いったい、、、、、ここは、、どこ???

「腫瘍内科の先生なんですよ」と看護師さん。全部の病室を回っているそう。

カードには「入院初日で、不安かと思いますが、一緒に頑張りましょう。

8階病棟看護師一同」というメッセージ。

感動したけど、、、、目が白黒した(笑)