乳がんになったわたし

平成29年12月に乳がん全摘手術をし、平成30年8月に再建手術をしました。人生最大の衝撃でしたが、記録に残しておこうと思っています。

がんになる前の2年間

うちには3匹の猫がいた。みんな保護猫だけど

個性豊かでかわいくて仕方ない。このままの生活が永遠に続くと思っていた。

平成28年2月に愛猫1匹虹の橋を渡る。

同4月にもう1匹、虹の橋を渡る。

2月の子は半年ほど闘病生活をしていたので

覚悟はあったのだが、4月のこはいわゆる突然死で

直前まで元気だっただけに、信じられなかった。

今でもどこかにいる気がする。

同年10月実父が亡くなる。こちらは闘病生活2カ月。

覚悟はあった。

父が亡くなって1週間後、職場の隣の敷地で子猫発見。

迷わず連れ帰る。父を喪ったことの慰めになる気がした。

この時点でおじいちゃん猫と子猫がうちのこになっている。

翌平成29年10月、愛猫1匹、亡くなる。高齢だったのと

最後はおむつもしていて、動けなかったので、覚悟はあったけど

可愛がっていた3匹が1年半の間に相次いで亡くなるのは悲しすぎた。

高齢猫が亡くなった3日後に、また職場の隣の敷地で子猫発見。

病院に連れて行ったところ「未熟児」だとのこと。医者の口ぶりでは

何となく育たなそうな言い方だった。

可愛くピーピー鳴いて、抱っこをやめるとさらに鳴いた。

でも、やっぱり駄目だった。3日後に亡くなった。

雨の降る日曜日だった。荼毘に付して、涙が出た。

そして、その翌日の月曜日に、「がんの疑い」という恐怖の手紙が来た。

その年の終わりに乳房をひとつ失った。

この2年間は本当に私にとっては怒涛の2年間だった。