乳がんになったわたし

平成29年12月に乳がん全摘手術をし、平成30年8月に再建手術をしました。人生最大の衝撃でしたが、記録に残しておこうと思っています。

退院後年末編2

乳がん全摘手術をしたといっても、2時間足らずの手術で

傷跡もほとんど痛くない、リンパ節廓清はしていないのだけど

脇だけはなんとなく痛い、そのくらいで結構元気。

テニスは、1か月はダメと言われていましたが

術後1週間くらいで、こっそり壁打ちに行きました。

全然大丈夫。最初はミニテニスの壁打ち。力を入れないで

ゆったりゆったりラケットにボールが当たる感触を楽しむ。

そんなことをゆるゆる年末までやっていました。

年末の31日だったかな、壁打ちしている人は誰もいなくて

1人で打っていたら、30代くらいのまじめそうなお兄ちゃんも

壁打ちを始めた。そのうち「少し一緒に打ちませんか」と声を

かけられる。

えっ、、、、私、がんの手術してまだ、10日たってない、、、、

でも、まあいいかと思って、お兄ちゃんとネットなしのロングラリーを

しました。コートではないので、下がでこぼこなので、

イレギュラーバウンドして、やりにくかったけど、人と打ち合うのは

やっぱり楽しい。

退院後年末編

「退院した」けど、仕事はちょっと年末いっぱいさぼらせてもらう。

28日に2時間ほど顔を出して、あとは家でゴロゴロ。

今、振り返るとたぶん仕事はできたと思うけど

がんを手術したという、心の衝撃があるので、やっぱり

ゆっくり色々な意味でリハビリしたのはよかったと思う。

私にがんセンターを教えてくれた先輩は

「えっ、あさってあたりお見舞いに行くつもりだったのに!!!」と

言われた(笑)彼女は、建て替える前の病院で入院したので

新しくなった病院に来たかったって言ってました。すみません。

(のちにもう一度入院したので、その時に来て頂けました)

別の同業のおともだちも、退院するであろう時期の直前に

行くつもりだったのに!と言われました。

退院する頃が、一番状態も安定していて、お見舞いに来てくださるとしたら

とてもいいタイミングなんですよね。その心遣い嬉しいです。

ゆるゆる家事をしながら、本を読んだりしながら、自宅で年末は

ゆっくりしていたはずですが。。。。

術後3日目、退院

手術は金曜日、土日をリゾート状態で過ごして

月曜日。朝、ドレーンを見て主治医が「はずしますね。もういつでも退院OK」

って、えっ、1週間の予定って言ってて、まだ5日ですよ!

そのあと、すぐに手術を担当したと思われる医師2名も来て、

傷跡やドレーンなどを最終確認。

もう一度主治医が「退院できますよ」とにっこりした。

いつもは、淡々としてほとんど表情を変えない主治医なんだけど

笑顔は初めて見たかも!

嬉しくてすぐ夫に電話したら、今日は午前なら会社休めるって

言うので、即刻退院させていただくことに。

同じ日に手術した人(彼女は温存)も今日、退院だって言ってたので

彼女の部屋に行って「私も今日出られるみたい」とおしゃべりにいきました。

彼女の同室の人が「これから手術だ」と言って不安そうで、顔色も悪かった。

ほんと気持ちわかります。。。。

「手術はいつのまにか終わるし、終わったあと数時間は痛いけど

それを過ぎれば大丈夫!!」ってお話しました。

あの彼女はどうしているかなあ。

 

手術2日後の夜

日曜日の夜、外泊していた同室の人が続々帰ってきたのですが

みなさん、カーテン閉めきっておしゃべるする雰囲気ゼロだった。

手術前日だもん、仕方ないよね。。。

12月25日だったので、夕食が豪華!

グラタンにローストポーク、ケーキもついてました。

つくづく、よい時に入院したんだな~って感激です。

看護師さんが「ドレーンがだいぶ減っているので、もう少しですね」って。

おおお、もうすぐ退院できるのかな。

でも同業者の友人が週明けにお見舞いに来てくれるって言ってたなあ。

手術2日後その2

義妹がお菓子を買ってきてくれたので、冷蔵庫へしまおうと思ったら

ラウンジに同じ日に入院して、一緒に病棟の説明を受けた人が

1人でお茶を飲んでいたので、思い切って声をかけてみた。

お菓子を食べながら色々とお話ができてよかった。

彼女は温存手術なので、翌月曜日が退院なんですって。

色々話ができてうれしかった。1人部屋状態は、気楽だけど

ちょっとさみしくもある。

ただ、本音を言うと、温存の人がうらやましい思った。

私も温存にできるならしたかったな。。。。

まだ全摘した胸は見れていない。。。

とにかく、この土日は、リゾート気分を十分味わえたのでした。

 

手術2日後

手術は金曜日で土曜日日曜日と、個室状態の4人部屋でまったり。

主治医は休みのはずなのに、朝様子を見に来てくれて

何となく安心します。

日曜日は、友人から「お見舞いに行ってもいい?」とメールが来たけど

やんわり断りました。

だって、私の弟と夫の妹が来るだろうと思われたから。

卵巣のう腫の手術の時につくづく思ったんだけど、お見舞いって本当に

有難いけど、術後の傷がまだ痛かったりする時に、お客さん相手は

結構つらいんだよね。。。。。わがままなのは、わかるんだけどね。

で、弟夫婦と義妹は、ちょうどほぼ同じ時間帯に来ました。

よかった、お相手を1回で済む。それぞれ顔見知りなので

ラウンジで話がはずんで、楽しかった。

弟の子供たちも、義妹の子供たちもお年頃なので、お相手募集中だとかで

お互いに子供の写真を見せ合っていた。面白かった。

「がんの手術したのに、元気でびっくり」と言われた。手術は2時間弱だから

身体への浸潤はそんなに大きくないんだね。

リゾートがんセンター

私の手術は金曜で、金曜日に入院してきた人たちは

手術は月曜日。術前の検査とかが終わると、日曜日の夜まで

自宅に外泊できるんだね。だから手術翌日の土曜日、日曜日の夜まで

私は4人部屋にたった1人で個室状態。なんて楽ちん。

しかも8階でとて見晴らしがよく、周囲は緑がたくさん。

お天気もぽかぽかよかったので、なんだかリゾートがんセンターって

感じだった。ほのぼのゆったり過ごせたのが最高でした。

病室も広くて、もちろん1人1人に冷蔵庫もテレビも(見なかったけど)あり。

卵巣のう腫で入院した某大学病院の病室の広さの1.5倍はあります。

あの時は冷蔵庫も洗面所もフロア全体で共用でした。

ここは病室に1つ洗面所もありますよ♪4人部屋を1人で使っているから

ノープロブレムですよ。